APFS

APFSにて家族支援専門コーディネーター認定開始

こんにちは。

9月から私が代表理事を務めている家族支援専門職協会で家族支援専門コーディネーターの認定講座が開始します。

「…それ何?」ってことですが。

私達専門職は、自分の技術に対してかなりの「オタク」です。技術と知識を追求することで、皆様に的確なアドバイスや技術を提供することを生業としています。狭く深く極めているほど自分の価値が高まる…それが専門職なんです。

でも、そんな専門職にはデメリットもあります。追求しすぎるあまり、自分に関わらないところはほとんどわからない…。

医師はみなどこの科でも診ることができます。でも、皆さん専門医というものになります。自分の専門を作るんです。そして外科医になり、更に脳神経外科医になり…と細分化されていきます。

看護師は全ての科を回る可能性があるので「内科看護師」とは言いませんが、やはり手術室などは通称「オペ看」と呼ばれて特別科だったり、最近は認定看護師や専門看護師も増えてきて「がん性疼痛」や「感染管理」など病棟に属さず病院の専門として働いている看護師も増えています。

専門性が高まるほど、それに固執して学んだ方が学習効率が良いので、あらゆる専門職がどんどん細かくなっているので「うーん…それはうちの科ではないですね。紹介状出しますね。」ということになります。

これは病院のお話ですが、世の中そのようになっていることがたくさんあるのです。

例えば、高齢者の一人暮らしのおばあちゃまが骨折で入院したとします。病院で食べる力が弱くなり、骨折は治ったけど寝たきりのようになってしまった…。病院はケガが治ったので「ご退院していただいて構いません」と言っているが、一人暮らしはできないだろうなぁ。…さて、ご家族は誰に相談しましょうか?まずは病院のソーシャルワーカー、そして行政、更にケアマネ。お金はどうしたらいいの?退院できなかったら家はどうするの?自分が通うの?近くのリハビリ病院に転院?回復する見込みはどれくらいなの?

今はこれをご家族がやっています。

でも、今後少子高齢化が進み、子供が1人の場合、子供一人で二人の親のことを考えなければならない。自分の子供も育てなければならない。お金も稼がなければ。働き盛りの年代に負荷が大きくなる時代になります。その上手続きや相談など身体がいくつあっても足りません。

そんな時に活躍するのが「家族支援専門コーディネーター」なのです。

どの専門職に何を聞けばよいのか、どこに手伝ってもらえばいいのか、誰に何を頼むといくらかかるのかなど、家族の相談事を解決できる人。「とりあえずうちのコーディネーターさんに聞いてみよう」と言ってもらえる人。それが家族支援専門コーディネーターです。

友人などにはちょっと家族問題は話にくい。弁護士に聞いてみたいけどいくらかかるのか不安。そもそもこの事案は弁護士さんに聞くような話なのか。どの弁護士さんなら今の問題について強いのか。…そんな風に悩んでいる方にあなたが「知り合いの弁護士さんに頼もうか?」…ではなく、「専門の人たちを何人かピックアップして聞いてみるから、自分に合った場所に行くといいよ。」と言えるようになったらどうでしょうか?

専門職の人も「頼まれたから話は聞いてみるけど…実は不得意分野なんだよね…。」ということがなくなり、コーディネーターさんがいることで不得意分野は断って、得意分野だけを自分に回してもらえるようになります。友人に専門的なことを頼まれたら「自分に聞くより、いいコーディネーター紹介するから、色々な人に聞いてもらって答えをもらうといいよ」とアドバイスできるようになります。

要するに、アラジンで言えば「ジーニーを呼ぶためのランプ」がコーディネーターさんということです。(あれ?嬉しくない?)でも、ランプがなければアラジンとジーニーは出会えない訳で。ランプの意味がわかればみんなが欲しくなるものですよね?

今回は基礎編。初回は9/23(月)。今後は第2.第4月曜日に開催予定です。基礎編は本当に基礎的な話で2,000円で受講できます。

長々お話しましたが、そんなコーディネーターになってみたいな!という方がいらっしゃれば、是非お申込み、お問い合わせくださいね

 

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