
育児の楽しみ方
皆さんこんにちは。ともこさんちのともこです。
私、結構文章書くのが好きで長くなるから、「…ちゃんとテーマ決めて、形考えて作らなきゃ」って書いてもいないうちからいつもスランプ(?)になって。書こうと思ってパソコンの前に来ては「あぁ、こんなもの世に出してはいかん…」とふてくされる日々だったのですが…。
これ読んで、「あー、書いていいんだぁ。そっか。読むのは私だもんね。」と妙に納得してしまい、好きなことを書くことにしました。
ま、めっちゃ意気込んで書いても、私の文章だしね。
以前も言いましたが、私、影響されやすいので
…ということで、今日は育児の楽しみ方第1弾!
助産師仲間に教わった、木下ゆーきさん
皆さんtwitterってやってます?
うちの息子はyoutubeとTwitterをいそいそ楽しんでいます。私は「え?まだTwitterって見てる人いたんだ!」。。。レベルで。昔取ったアカウントで久しぶりに見てみたら面白くて、「時間泥棒のアプリをまた手に入れてしまった…」と絶望的になりました。
そんな時私の助産師仲間と談笑していたら
「この人知ってます?」…と木下ゆーきさんの動画を見せられました。
いやー、助産師達大爆笑ですよ。あるあるです。「こんなに見られていたのか~」と。
木下ゆーきさんTwitter ←フォローどうぞ(笑)
私は知り合いでも回し者でもありません。ただこんなに楽しくおむつ交換できるって発想が素晴らしすぎて。あまりに楽しいのでDMで「ブログに載せたいんですが!」と言ったら、よいですよーと言っていただけたので、全力で宣伝してみました。
でね、この方の何が素晴らしいって、おむつ交換という課程をめっちゃ楽しんでいること。ウンチが出ていたら「あぁ、他の人(ママ)気づいてくれるといいなぁ。」と逃げ腰になるおむつ交換も、楽しいイベントに変えようという心意気が素敵
オムツ交換なんてただの行為だけど、小さいころしかしないし、「今日はいいウンチだなぁ」とか、「出が悪いなぁ
」とかこどもが自分でトイレに行ってしまう頃までしか観察できないもの。今高校3年生の息子に、「今日のウンチはどんな感じ?」って聞いたら、絶対冷ややかな目で見られる。間違いない。
ちょっと嫌だなって思うことを、あえて一番楽しいことにする。これがすごい。
見習いたい!!みんなも見て笑ってまねしてほしいそして私に見せてほしい!
育児って楽しいよね!(…あとから思うと)
助産師の私がこんなこと言ってはどうかと思いますが、私は育児を楽しめる余裕は1㎜もなかった人です。
だって、新生児は数えきれないほど見ていたけど、怖い思いもたくさんしたし、若輩者だし、「泣いてる~。元気~。良かったぁ。」という判断でして。眠いのにハッと目覚めて「息してます??」と起こしたり。
だんだん大きくなってくると発達とか見ていくけれど、そこは当時まだ若い助産師だった私には経験もなく、「こんなんで良いのか??」といつもオロオロ。ママたちに「吐いても大丈夫よ。ちょっとミルク減らしておく?」とか余裕で上から目線だった私が「やだ!吐いた!病院??でも、こんなんで病院来たって不機嫌になられたらどうしよう。。。助産師のくせにって言われたらどうしよう。。。」といつも一人で半泣き。
助産師という看板が重たすぎて、病院に行っても「会社員です」って保険証出して、保険証に勤務先出ているので「医療者ですか?」って聞かれるもんだから、「事務です!事務やってます!」と意味のない嘘をついて、診察室での会話で「看護師さんだよね?」となんだかバレて変な空気になること数えきれず。
でもね、あとから思うとあの頃が一番楽しかったなぁって思うんです。がむしゃらで、ハチャメチャで、外から見たら何やってるの?って思われるような日々でしたが、すごく楽しかった。
当時も楽しいって言っていたけど、心の中では「無事に育ちますように…」といつもびくびくしていて。この子に何かあったら私の責任!とピリピリして。孫がかわいいって、こういう責任から逃げられるからなんだなって思ったりもしたものです。でも、ピリピリしていた私も、やっぱり育児は楽しかったと思える。今ならね。
すっごいイライラして「どうしてこんなことするの!」と怒ろうとしているときに、満面の笑みで誇らしげな息子を見て笑っちゃったり。仕事と家庭で疲れ切っているときに「ママ、きれいなお月さんね~」って言われて、長いこと空なんて見ていなかったなぁって力が抜けたり。
子育ては親育ての時期って言うけれど、この仕事を続けようと思えたのも育児して辛いことや楽しいことをみんなと共有したいって気持ちが育ったからだと思います。
だから今を楽しもう!
時間は巻き戻せない。楽しかったことや、幸せだったことを思い出すように人はできています。だから、辛いこと以上に、楽しいことや幸せなことをたくさん積み上げていくと「私って素敵な人生ね」って思える。
ぎゃんぎゃん全身使って泣くのは子供のうちだけ。こんなパワーで泣けるなんてすごい!って褒めないと。大人がこんな風に泣いたら、10分で酸欠で頭痛くなって、気が遠くなります。
思うようにいかないこともたくさんあるけれど、思うようにいく方がおかしいんです。だって、こどもは別の人間なんだから。親とは別の思考回路で、親とは違うものが好きで、親とは違う性格で。それは「こどもだから」そうなのではなく、産まれた時から死ぬまで別の人間なんです。
一人の人間として、このお方とどのように接していくか、付き合っていくのかを獲得していくのが育児の醍醐味。今まで会ったことがないのに、初めてあった時から妙に親近感が湧く「自分の子」という人。はじめはちょっと気を使って接するけど、わがままぶりに喧嘩になったり、一緒に笑ったり、一緒に泣いたり。そして親友や恋人以上の存在の「親子」という関係性になっていく。
はじめからうまくいかなくて当たり前。初対面の人と急に永遠の友にはなれません。小さくて、怖くて、正解が欲しくなるけど、育児で正解があればみんな悩んでいません。正解がないからみんな悩んで、ネット調べて、更に悩んで。
…そしてここにたどり着いたのかもしれませんね。
はっきり言います
残念ながら、あなたがこどもにできることなんてほんの少しです。
いっぱい抱っこして、いっぱい話しかけて、拒否されても「愛している」と言い続けて、振られても拒まれても愛していると伝えること。気持ちが追い付かない日もあるし、笑顔で接することができない日もあるかもしれません。それでも「あなたを愛している」と見せかけからで構わないので伝えていくことです。
こどもは私たちがかけた愛情の何十倍もの愛情を返してくれます。小さな身体に、入りきらない愛をこどもは持っています。「わかったわかった。」とちょっとウザいなと思うくらい「好き」アピールをしてきます。こんな幸せなことって今まであった?って思います。そして、すごく楽しい日々になります。
…悲しいことに、いずれは自分の元から旅立ってしまいます。愛情かけたのに、返し終わったらどっか行っちゃうんです。そこまで見守るのが親のできることです。
こどもが安心して好きなところに旅立てる、好きなことをして自分の幸せを捕まえられる、それができたらもう満点だなって思います。結局親なんて、こどもが笑っていてくれたら、幸せそうなら、他に何もいらなくなっちゃうもんです。単純です。そこに気づくか気づかないかで、育児の楽しさが変わります。
私たち助産師は、そこに気づいて~って横からささやく仕事です。「今大変だよね。うんうん。でも、こどもがめっちゃ笑うね。ママがいつも笑いかけているんだね。ママの笑い上戸が移ってるね」って今起こっていることをただお話しているだけなんです。でも、みんな「そうだった!私めっちゃ頑張ってた!実はめっちゃ楽しいんだった!」ってそこで初めて気づく人が多かったりするんです。
育児中の大変だったことばっかり思い出しちゃうのはもったいないから、いっぱい子供と楽しまないと!いっぱい笑わないと!
そのことを伝えたくて、私は産後ケアを始めています。
だからね、辛いときは私たちと話にきて「私すごーい!」ってパワーをために来てね。そうしたら育児をまた楽しいって思えるはず!
あなたとあなたの家族が今日も笑顔でいられますように